水彩色鉛筆です。見かけは色鉛筆ですが、描いてから濡れた筆でなぞると水彩絵の具のようになります。あるいは鉛筆の先を少しだけ濡らして紙に描くと、力強いタッチに。水彩色鉛筆、もういくつのセットを買ったことでしょう。一番最初は(恥ずかしいくらい昔)海外旅行の帰り、空港でポケットにあった外国のお金で買ったものでした。鉛筆タイプではなく、クレヨンの形をしたもの。それからあとは、鉛筆タイプ。だんだん色が増えてきました。デジカメが出る前は、海外に行くと食事やパッケージをスケッチしたものでした。とくに機内食のスケッチは、すごくいい時間つぶしで。今はもう、デジカメでメモ代わりにどんどん撮ってしまいますが、あの時代も忘れがたい。ゆったりと旅行を楽しんだなあと思います。
今使っているのは、ステッドラー 36色。
カートリッジに水を入れられる筆。旅にはとくに便利です。
愛用のモールスキンにも、これでちょこちょこっと描いています。描くことできちんとインプットされ、しっかりと私の記憶になります。記憶容量がどんどん少なくなる一方なので、ささやかな私の抵抗です(笑)。
[5月21日追記]
カートリッジに水を入れられる筆は
呉竹のものです。水色の部分に水を入れて、使うときに押すと、筆先に水が染み出すような設計になっています。つまり、水のないところでも水彩色鉛筆が使えると。その場合には、汚れてもいい布があると、汚れた筆先をぬぐうことができていいですね。