京都で買ったもののうち、アップしてなかったのがこちら。
二条若狭屋さんの「不老泉」。ふろうせん、と読みます。
不老長寿のお菓子、かな。
小さな、マッチ箱のような小箱に入っているのは、湯溶き菓子。
くず湯、抹茶、善哉(ぜんざい)の3種類があります。
asahi.comの記事によれば、
1917(大正6)年の二條若狭屋創業時に、初代が考案、命名した湯溶き菓子。「店の経営を軌道に乗せた最初のヒット作。うちの原点です」と3代目の藤田實さん(70)。
当初は、ぜんざい、薄茶、かたくり、コーヒーの4種類だったが、現在はくず湯、抹茶、ぜんざいの3種類。「本来は冬のものですが、暑気払いにと夏にもよく売れます。料理に使われることもあります」
1種類ずつ、絵入りの小箱に入っている。絵柄は、松に雪、桜、餅をつくウサギの姿が浮かぶ月の3種。描き手は版画家徳力富吉郎。また包み紙には、不老長寿の象徴の松の図。こちらは工芸図案家神坂雪佳の手になる。
大正時代からこのパッケージだったそう。
代々西本願寺の絵所の家系、徳力富吉郎氏は十二代目にあたります。
氏が創設した
京都版画館・まつ久にも行ってみたいです。
シンプルに紙に包まれて箱の中、でありました。
もうちょっと寒くなったらいただきたいと思います。