
仕事でポジ(リバーサルフィルム)をやりとりすることがあります。今はデジカメなのでデータですからそれほど多くはないのですが、それでもまったくなくなったかというと、そんなことはありません。それから、カメラマンからポジが来て、原稿を書いてから、編集の方にポジをお渡しすることもあります。
ポジは渡してしまったあとに、何も残りません。
「これよりも、あのカットのほうを使いたいなあ」
「もうちょっと右を向いている写真があった(はず)」
こういうときに手元にないと話がややこしくなります、進みません。
そこで私は考えました。撮っておこうと。
上の写真はガラス窓にトレッシングペーパーを貼って
(上2箇所テープどめぐらいで大丈夫)、
その上にポジをのせて、これもテープでとめておきます。
ポジの入っている袋にくせがついてしまってもちあがるようなら、
下も軽くテープどめして、きちんとガラス窓にぴったりとつくように。
これで準備は終了。あとはデジカメで撮るだけです。
データを流し込んだら、トリミングして余白をカットしたら完璧、かな。

「1ページ目の上の写真を、赤い○をつけたものと差し替えしてください」
「こっちのほうがいいと思うんですが、いかがですか?」
メールでこの画像を送って、あとはメールなり電話で、さくさくと。
まあ、お守りのようなものです。
コンパクトなデジカメで撮っていて、かなり画面が歪んでしまいますが
大切なのは、情報を共有できる環境づくりですから。
ちなみに、

きちんとピントが合あっているかどうかまで把握しておきたい場合は、
全体に加えて、1コマをマクロで撮っておくといいです。
自分で撮ったものはかまいませんが、
カメラマンが撮ったものに関してこれをする場合は、
あくまでも仕事上のメモですので、用が済んだらすみやかにデータを削除してくださいね。
特殊な機械を使わずにこんなやりとりもできますよ、ということで。